そんなに嬉しいものなの? 私にはとうぶん分かりそうに無い。 「ちょっと、追いかけて来る。」 「えっ、待っ…」 もう、遅かった。 あの、女の団体の中に 入って行っちゃった。 彼が動くと同時に、まわりの女も一勢に動く。 あれ、何か落とした。 気づいてないっぽい。 私は近づいて、落とした物を拾った。