いつものように言い争いがあって、ゴンに居残りを告げられる。
「っはー…また居残りやんけボケぇー」
「もーいやや~飽きたわ~」
めっちゃめんどいけど、何となく嬉しかったりする俺。ヤバイな。異常かもしらん。
そんな事を考えながらアサミの方向いたら、目が合った。
俺と同じように机に項垂れながら、泣きそうな顔してる。
ホンマやる事一瞬やなぁとか、色々な事が頭に浮かんでて
「な、なによ」
アサミに言われて、焦った。ずっと見つめてしまっていた事に。無意識やったから、尚更焦った。
「…別に」
かなり自分でもびっくりするぐらいの平然を装って、逃げるようにその場から立ち去った。
ヤバイ俺、絶対顔赤い。
