「ねぇマキ最近めっちゃ笑顔じゃない?なんか良いことあったっしょ」
「ないし!」
隣でサオリが雑誌を見ながらあたしを指摘した。サオリは唯一の学校の友達。
親友とかじゃない、友達。
でも毎日一緒にいるから気づくんだろう。
レイさんのケー番をもらった次の日から確かにあたしは見て分かるくらい浮かれていたと思う。
「ってかマキさぁまだ夜出歩いてる?」
「出歩いてっけど?」
「マジ?今日サオリ合コンに誘われたんだけど一緒行かない?」
合コン?そんなん行く気しない。
だってあたしは合コンに行くよりあの場所でレイさんがでてくるの待ってた方が断然楽しいし。
「めんどい」
「一生のお願いっ!」

