戦の後、三成居城の佐和山城に入った人達が屋敷の玄関はとてもキチンとしているのに奥へ進むほど質素であばら家のようなつくりに驚いたというエピソードが残っているんだ。



もらった給金は全て仕事につぎ込む私心のなさを褒められている。




「そんな人を奸臣だなんて信じるほうがおかしいんだよ」




「はいはい!!わかったわかった!!」





もううんざりだと言いたげに呆れた声で返事を返してくれるのは芽衣ちゃん。



「そんな話ばっかりしてると石田に嫌われちゃうよ。」



「え??そんなことで紫衣を嫌いになったりしないって!!」



「へへへ...良君大好き!!」



「あーもうわかったって。バカらしくて私が恥ずかしくなるよバカップル!!」







とーーっても幸せ。





大好きな人に大好きな人の話をすることが出来るなんて幸せ以外のなにものでもないでしょう?