満足そうに会話を終えて携帯をテーブルに置いた嶋田さん。


なんか石野さんにした意地悪は単なる嶋田さんの八つ当たりっぽいけど黙っておこう。



「芽衣、このままベットに行く?」


石野さんに八つ当たりを済ませた嶋田さんのスイッチが再び入った瞬間だった。


まだ外は明るい時間。


だけど色気たっぷりの嶋田さんに見つけられて拒める女の子がいたらお目にかかりたい。


彼に近づき首に手をまわしから、ちゅっと音を響かせてキスをした。


「今日は心配させた分覚悟してろよ」


私を抱きあげて耳元で囁く彼の声を聞いてポッと頬が熱を持った。


そんな私を見てニヤリと笑った嶋田さん。


今日は長い夜になりそうだ。


だけど幸せなValentineの始まりは今から...。







「愛してるよ」



「私もよ」



甘い甘い2人だけの時間。









fin