「意地悪馬鹿紅葉。」
この名前も定着しつつある。
だってね。
怒った素振りの紅葉さんだけど目がとっても優しいんだよ。
「朱里に言って、今日はここで一緒に食べよう。」
紅葉さんは立ち上がって足を進めながら話した。
「うん!」
私も嬉しくて、布団から体を起こして返事をすると、
「運んでくるまではじっと寝てろ。
そうじゃなかったら…。」
「ダメ!
ちゃんと寝てるから…
ねっ?」
脅すような口調の紅葉さんを遮るように言葉を掛けて、布団に潜り込んだ。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…