腰にバスタオルを巻いただけの嶋田さん。
「着替え持ってくるの忘れちゃったからさ。」
わなわなと震える私を気にすることなく淡々と言葉を落とす嶋田さん。
着替え――。
どうしよう――…。
私のクローゼットにも嶋田さんが着れるような服はないよッッ
「すぐに洗濯しちゃいますねッッ。
乾燥機はないけど、浴室乾燥で乾かすとすぐですからッッ。」
それから私はダッシュで洗濯をすませて、浴室に綺麗に干し終えた。
もちろん裸のままじゃ寒いかもしれないし、何より私の目の毒状態の嶋田さんを封印するように毛布で体をくるんでもらって、
「終わりましたよ。」
声を掛けてコーヒーを入れ直す頃にはドップリと疲れていたんだ。
刺激強すぎだし、
気合い入れすぎてた?
彼に抱かれたいって気持ちより洗濯が気になってというよりも、彼の姿にクラクラしてしまって疲れてたんだ。


