マンションの入り口についてセキュリティー解除の為の鍵を出すためにバックを開けた瞬間に携帯の着信音が鳴った。
普段なら何をおいても一番に優先する着信音。
けれど、今は…
怖くて通話ボタンが押せないよ。
携帯をバックに押し込んで、代わりに鍵を出した。
鍵でロックを解除すると自動ドアがゆっくりと開いていく。
ドアをくぐろうと足を踏み出した時、また着信音が聞こえてきた。
だけど、それは私のバックからじゃなくて、
「俺の着信を無視するなんて、いい度胸だな。」
彼の声と一緒に聞こえたんだ。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…