Marvelous mercenary-マーヴェラス・マーセナリィ-

 さらには、独自の解釈で使われている外来語となった英語も多く、それによる誤解や戸惑いは大きかった。

 それを思うと、このオーストラリアという国は実に過ごしやすい。

 ただし、食事については日本は最高だった。

 二人はドアの開く音がして瞬時に顔を強ばらせたが、

「ただいま」の声に安堵する。

 ベリルは大きな紙袋をダイニングテーブルに乗せ、ペットボトルを手にリビングに足を向けた。

「ベリル、あの──」

「ん?」

 炭酸飲料を流し込み、リモコンを握りしめるミレアに眉を寄せる。