──モニタールームで様子を窺っていたジェイクは、驚きのあまり立ちつくしていた。
「どういうことだ」
あの血の量からして、致命傷を負っていたはずだ。しかしミレアから放たれた光のあと、ベリルは平然と闘っている。
「頭が混乱してきたぞ」
<おい! 中の様子はどうなってる!?>
クライドからの問いかけに我に返る。
<どうした、答えろ! まさか──>
「いや、大丈夫だ」
<本当か? だったらいいが>
「とりあえず、ドアを開ける作業は続けてくれ」
<わかった>
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…