「使わなければ無くならない力なんて。なんと辛いことなのだろう」
無理矢理に誰かを選ばなければ、決して消え去る事がない。
過去の統率者たちも、放棄できない力に悩んだに違いない。そうでなければ、未だにこの力が継承されているなんてあり得るだろうか。
未来永劫、一族を守り続ける者に与える力なのだろう。けれどいっそ、一族が絶えればという思考が過ぎったこともある。
でも、そうじゃない。そんな解決方法は違う。
この力が受け継がれる時には、どこからともなく低く優しい声が心に響いてくる。それが神の声なのか、過去の統率者の声なのかは解らない。
授けられた力の重大さを、その時に初めて実感するのだ。
「お願い。誰でもいい。この、呪われた力を消し去って」
どこにも届くはずのない言葉を、ミレアは何度も繰り返した。
無理矢理に誰かを選ばなければ、決して消え去る事がない。
過去の統率者たちも、放棄できない力に悩んだに違いない。そうでなければ、未だにこの力が継承されているなんてあり得るだろうか。
未来永劫、一族を守り続ける者に与える力なのだろう。けれどいっそ、一族が絶えればという思考が過ぎったこともある。
でも、そうじゃない。そんな解決方法は違う。
この力が受け継がれる時には、どこからともなく低く優しい声が心に響いてくる。それが神の声なのか、過去の統率者の声なのかは解らない。
授けられた力の重大さを、その時に初めて実感するのだ。
「お願い。誰でもいい。この、呪われた力を消し去って」
どこにも届くはずのない言葉を、ミレアは何度も繰り返した。



