Marvelous mercenary-マーヴェラス・マーセナリィ-

「そうだよねぇ~。つぎはぎなんて、好きにならないか」

 ミレアは途端に目を吊り上げた。どうしてそんなことが言えるのか。

「なんて失礼な人なの。あなたこそ、人間なのですか?」

「あれ? 怒ったの?」

「誰だって怒ります」

 そんな少女を鼻で笑い、上目遣いに見やる。

「お前だろ。俺に何かしたの」

 驚いてすぐ表情を戻したミレアに大きく開いた目を向けた。

「どう考えても、あんた以外にいないんだよね。俺に、奴のデータを消させたの」

 向き直ったキリアの目には怒りが見て取れた。考えていけば気付かれてしまうことかもしれないが、やはり馬鹿という訳ではないらしい。