Marvelous mercenary-マーヴェラス・マーセナリィ-

「仲間の危機には駆けつける。それが俺の信条」

 親指を自分の胸にあて、ウインクして口の端を吊り上げた。

「ハ──よくも言う」

 ベリルは呆れて笑みをこぼしたが、戦力の増強は有り難い。

「何人だ」

「十七人連れてきた」

「助かる」

 これで作戦が練りやすくなった。

「アトラック・メナスか。厄介だな」

「数は六十から七十とみている」

 舌打ちし苦々しく眉を寄せるクライドに応える。