Marvelous mercenary-マーヴェラス・マーセナリィ-

「まあ、勝てるだろうけどね~」

 こっちは六十人以上いるんだし、あっちはせいぜい三十人がいいとこだろう。

 優位に立った勝利でも勝ちは勝ち。なぶり殺しにして、こいつらに見せつけた方が俺に刃向かう奴はいなくなる。

 逆らえばどうなるのか晒してやるのが一番いい。

「自分のものにはならない奴に執着するほど、俺はねちっこく無いんだよ。ベリル」

 だったら、俺のために役立ってもらう。

「俺に従った方が良かったと思うまで、じっくり痛めつけてやる」

 その綺麗な顔が、苦痛と恐怖に歪んでいく様が楽しみだよ。

 いたぶる光景を思い浮かべては喉の奥からクックッと笑みを絞り出し、そのときを待ちわびていた。