「なんでぇ~?」

 いくら考えても解らない。自分で消したのだろうか。そうとしか思えないが折角の美味しい情報を、どうして自ら消す必要がある。

「どういうことだよ~」

 がっくりと肩を落とし、今までのことが全て無駄になったと一気に襲ってきた疲れからデスクにつっぷした。