「なっ尚…っ!どっどうしよっ」



女の子たちは一斉に慌てだした。


さっきの威勢の良さはどこへ行ったのだろうか。

急に大人しくなってしまっ彼女たち。




…スタンッ!



上から、まるでヒーローのように飛び降りた尚。

それは、軽々としていてつい見とれてしまった。


普通の人なら、もっと大きな音がすると思うし、あたしなら確実に足が痺れているはずだ。




「だからさ…馴れ馴れしく呼んでんじゃねーよ。」



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