「蜜希ちゃん?」


「えっ?!はっ!な、なに?」



ただ今、愛しの彼、尚くんと登下校中です。



「考えごと?歩きながらは危ないって。」


ニコニコと笑う尚くんは、本当に優しくて心が広い。

自分と一緒に帰ってるっていうのに、考え事してるとか、普通怒るよね。


そんな失礼なあたしを、尚くんはむしろ心配してくれる。


こんなあたしのどこがよくて、尚くんは付き合ってくれているのだろうか。




「クスッ。蜜希ちゃんは、ホント一緒にいるだけで楽しいな。」



===(´Д`)ズッキューン==


必殺、爽やかスマイル。

可愛い!!!

笑顔が無邪気で可愛い!!!


尚くんほど、素敵な彼氏はいないだろう。


「尚くん、、、」



甘い甘い空気に酔いしれる。



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