中身はぷりりとして、外はサクッとした自信作。 尚がそれを大好物だってわかったその日から、エビフライについて自分なりに研究したんだ。 思わずギュッと目を瞑ったとき、お箸が揺れたのを感じて目を開けてみると、そこには目を伏せた尚が間近にいた。 「ん。」 「っ〜…!!」 真っ赤になるあたし。 それに気付かず、尚は無邪気にエビフライを食べている。 「んま!超うめぇ。」 「あ、あたしが作ったのっ。」 _