永遠だと思っていた 永遠など いらないと思った この思いが怖かった 私を忘れてしまうだろうことが 私が許してしまうだろうことが もう きっと どんなに走っても あなたには追いつけなくて それでもいいのだ と すわりこんでしまうことが 怖くて 怖くて 赤い赤い この花が はじけて 飛び散っても 私は もう 走ることなく 空を見上げたまま座り込んで ただ あなたを想って あなたの愛した この体を抱いて きっと泣くだろう