「はぁ・・・まだ半分か・・・」

その時、急に自転車が軽くなった。

「ほら!!あと少しだぜ!!」

「えっ!?」

後ろを見ると、同じ高校の制服を着た男子が自転車を押していた。

「勇介!!もー・・・びっくりさせないでよ!」

後ろにいたのは、幼なじみの勇介だった。

「なんだよ!普通、そんなに驚かねぇだろ」

「いや、驚くでしょ」