夏だとはいえ、夜はさすがに肌寒い……。 あたしは翼を見上げた。 「お前さぁ、叔母さんと仲良くなろうとは思わないんだ?」 叔母さん、…ママと? そう言われてから、地面へと目線を移す。 「…今更、何で関わらなきゃイケないのよ。」 独り言みたいな小さい声で、あたしは返答した。 「…でもさ、由美を産んだ母親だよ?」 何かさっきより、声のトーンが優しくなった翼。 どんな顔をしているかなんて、何となく分かる。