―…気付いたら、 あたしは眠っていた。 眠っているのに、起きている。 そんな半分半分な意識の中。 ドタバタと、廊下を歩く数人の足音を聞いた。 「お姉ちゃん、おはよ。朝早くから大変だったでしょ?」 それはママが廊下で話している声。 「夜の9時くらいに出たのに、今の時間に着いたんだから、大変に決まってるでしょ。」 多分、お姉さん夫婦が家に到着したのだろう。