「誰にも、由美姉たちの邪魔はさせないから(笑)」
グッと親指を立て、任せてと意気込む真衣。
頼もしいんだか、危ういんだか……。
「ありがとう、真衣。」
「あたしを助けてくれたの由美姉だし。
それくらいはしなきゃだよ。」
姉妹だから、当然なコトなのに。
真衣は、いつでもそれを忘れてはいないのだろう。
「由美〜、昼飯はどうすんだぁ??」
部屋を覗きにきた翼。
今日は日曜で、翼も会社が休み。
「…翼兄は相変わらず空気読めないよね〜、KYっていう言葉知らないの?」
すかさず、翼に突っ込む真衣。
「うっせ、ガキ。」