「小さい時に一緒に住んでたおばあちゃん。」



あぁ、あたしに良くしてくれたおばあちゃん。

記憶は薄いけど、良い人だったのを覚えてる。



「…おばあちゃん、亡くなったの。」



「え?」



「由美の名前ばかり呼んで、1週間前に葬儀をしたわ。」






おばあちゃんが、死んじゃったんだ。





不思議と悲しみなんて無かった。