─………… ……………── ──時は過ぎ、4月── 「行ってらっしゃい!」 いつものように、玄関で翼を見送るあたし。 「行ってきます。由美も進級だからな。頑張れよ?」 「うんっ。」 じゃあ、て手を振り玄関のドアを閉めた。 「さぁ、あたしも支度しなきゃ。」 軽いメイクに、軽く巻いたロングヘア。 柔らかい色合いをした手提げバッグを肩にかけ、玄関へ出る。 「よし、鍵は閉めたし。 忘れ物は、ない、ハズ。 じゃあ、行ってきます。」