「…」



瞬間、私は糸が切れたように



「なんで遊びに来たんだ、なんて言えるの!?」





知らぬ間に、涙を流していた。


嬉し涙なのか、今までの悲しみで泣いてるのか、全く分からない。



だけど、溢れる涙。




「由美、ごめ…」


「今更、由美って呼ばないでっ…!!」




バンッ…!




鞄を放り投げ、自分の部屋へ駆け込む。


なにが遊びに来たよ。


なんなのよ…!