「………」


「………」




私がドアから覗いた瞬間、振り返った女の人。




「なんで、あなたが居るの……?」



「由美…」




それは、私の母親だった。




何年ぶり?


顔、変わってない。


痩せた?




なに、なんで、



なんで、居るの。






「ねぇ、お父さん?」



お父さんは、苦しく微笑んで…




「遊びに来たんだ。」