―……PM16:00…
「…おじさん、何時ごろ帰ってくるの?」
昼食を食べ終えてから、寛いでいたとき。
あたしは数学という名のプリントと格闘していた。
「え?あぁ、お父さん?
分かんない。でも夜なんじゃないの?」
「ふぅん、そか。」
テーブルでプリントをやってるあたしと、ソファでテレビを見る翼。
「…由美、何やってんの?」
「はぃ?」
「さっきから、テーブルに突っ伏すみたいに何か書いて。」
あたしは眉をしかめて膨れっ面をする。
突っ伏すんじゃなくて、数学分からなくて悩んでんだよ〜……。
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