「…なら、良いわ。」




スタスタとリビングへと歩いて行ったママ。


あたしは、その場に呆然と立っているのがやっとだった…。











―……もしも、
この世に神という名の存在が在るなら。



どうして、そんな意地悪をするの?



きっと答えなんて出ないのに、そんな疑問ばかりを投げ掛けていた。




兄妹なワケじゃないのに。


たった、親戚ってだけの話なのに。




何で、こんな思いしなきゃいけないのよ……。





―……諦めれば…
もう神様は、意地悪なんかしない……??