「クサい言葉(笑)」


「いいのっ、今は。」




笑う鈴恵に、あたしはプイッとそっぽを向く。



「…まぁ、由美の心が晴れてるなら?」



「…少し、曇りだけどね。」




ほんのちょっと、太陽が顔を出すくらいの微妙な天気。



あたしの心を例えるなら、そんな感じ。




「良いんじゃない?
乙女全開で(笑)」



「乙女全開はイヤ。」



「由美の性に合わないよね。」




そう、あたしは乙女って柄じゃない。




言うなら、"恋愛音痴"かな(笑)?



……なんてね。