関係がハッキリしないのは当たり前だと感じながらも、それは諦めの気持ちでは無かった。



きっと、「ハッキリする」不思議とそう思えて。


まだ、この頃のあたしは
子供だった…。







…まさか、従兄に恋愛感情を抱くなんて思いもしなかった。



正直そんな気持ちに驚いたのは、あたしだったんだけど。






「翼に、メールしてみよっかな。」



もう高速には乗ってるだろう。



いや、疲れて寝てるかもしれない……。



モヤモヤ考えながらも、結局メールしたいという気持ちの方が勝ってしまうのが、あたしだ。