おばあちゃん――



本宅で同居している姐さんの母親。

94歳にして未だ健在。その行動範囲は計り知れない。



若い頃はかなりの美人やったらしく、男達を手玉に取る彼女の色気はかなりのもんやったとか。(本人談)



だがボケている。



完全にボケている。



おばあちゃんは、若い頃の話をよくしてくれるが、実話なのかどうかも分からない程のボケっぷりなのだ。

だが94歳にもなるおばあちゃんがしっかりとした口調で、若い頃の下ネタを話してくれる姿が、わしには可愛くて仕方なかった。



そんなおばあちゃんが、この後とんでもない騒動を巻き起こす事になる。