姐さんの衝撃発言にわしらは言葉を失った。

テーブルを眺めると、バッチの中で『高田』と書かれた黄金の代紋が、わしらをギロッと睨みつける。



その時やった。

突然、玄関をガチャっと開ける音が聞こえた。



「!!!!!!!!!!!!」



3人共一瞬だけ宙に浮いた。



誰かがこっちに向かって廊下を走ってくる……!!

姐さんは慌てて代紋を木箱に戻し、机の下に滑り込ませた。

そして全員立ち上がろうとした時、居間のドアが勢いよく開いた。