「用意はしましたけどすぐバレましたよ!!」



「うわバレたんかいな!!ド突かれへんかったか?!」



「ド突かれませんでしたよ!!」



「珍しい事もあるもんやの〜。親父はカタギでも子供でも容赦なくド突きよるからな〜。ましてや2つも生地用意したとなると、タダでは済まへんはずやぞ(笑)助かったの〜お前(笑)」



「むっちゃ恐かったんすから!!でも何とか助かりましたわ。。。」



そしてわしは半泣きで洗い物を終わらせると、姐さんの待つ事務所へと急いだ。



――その数日後、若の顔がボコボコに腫れ上がったのは言うまでもない。