片付けを終えて組事務所に戻り、洗い物が終わった頃にはすでに真夜中になってしまっとった。



「ごくろはんやったな〜。」



そう言って本田君はわしに日給として1万円札2枚を手渡してくれた。

疲れきった体も福沢諭吉はたった3秒で癒してくれた。

それにつまみ食いしたタコ焼き約50個。



(おいしい!おいしすぎる!!こんな楽しいアルバイトはない!!)



わしは毎日でも手伝いたくなった。