やはり祭でのタコ焼き屋はむちゃむちゃ忙しかったが、想像しとった通りそれはそれは楽しい仕事やった。



「オネェちゃん可愛いから1個おまけ♪」



「え!?嬉しいありがとう〜♪お兄さんも男前やし〜♪」



「そんな事ないよ〜。よく言われるけど!!んな訳ないか!!!ギャハハハハ〜!!!」

(でへへへへ〜〜♪)



わしは鼻の下を伸ばしながら終始笑顔で焼き続け、見事バケツの中の生地を空っぽにさせる。



そしてあっという間に楽しい夏祭が終わった。