僕の恋光



“好きです”


ただの紙きれが、僕の今の原動力


いつも話しかけるのは、キミからだった


だから今日くらい


僕から話しかけてみるよ


キミの肩を軽く叩く


振り返るキミに言った


好きです、付き合ってください


キミは微笑んだ


1年前にみた、春の柔らかな光のよう


いつのまにか


またキミを閉じ込めていた


そしたら、耳元で小さな声が聞こえたんだ


好き、と