てのひら。




バスに乗り込み向かったのは、もちろんのこと国際通り。



到着するや、皆我先にとバスを駆け下り、通りに向かって走っていった。




私もバスを降り、軽く深呼吸をした。




『亜里沙行こ〜』




『ん〜』



とりあえず、あいつらとは違う方向に。


あいつらとは鉢合わせしないと思われるところに。




通りに沿って順繰りに店に入り、財布を開ける。


お菓子、限定グッズ、安くてありきたりな物ばかりを皆は買っていた中で


私はピンクの小さなコップを妹に、透き通った青が目を引くグラスを祖母に、

蝶がモチーフの、ステンドグラスがはめ込まれた様なネックレスをお母さんに買った。



大して土産物の量は皆ほど多くなかったが、金額は明らかに私が一番高額だったようだ。



『あたしもう買ったから、外で待ってるね』



そう言うと私は外に出た。


壁に寄りかかり息を吐く。