私はただ、睨み上げることしか出来なかった。 『ほんっと…うざい…』 『うざいのはお前でしょ?』 小柄で細身の奴に、思い切り髪を捕まれグイと引っ張られると、ブチブチと髪の抜ける音がした。 それでも私は、悔しいけれどされるがままの人形となるほかに選択の余地はなかった。 そんな折、愛弓は?と思い部屋を探すと、目を疑う光景が飛び込んできた。 助けを求めて愛弓の方に視線をずらす。 愛弓は、あの3人の中の1人とベッドの脇に座り平然と話していた。 一瞬。 私の中で時間が止まった。