てのひら。




私はベッドに座っていて、その前を3人に取り囲まれてしまった。


後ろは壁。

こうもがっちりと囲まれていては、立ち上がることは愚か、動くことすらままならない。


『どいてほしいんだけど』

『は?何で?別によくねぇ?』


『てかさ、私があんた達に一体何したってわけ?いい加減出てってよ』


『本当お前調子こくなよ』

一言言えば、それに対して3人分の答えが帰ってくる。


立ち上がっても体を押されて上手く立ち上がれない。

私の中で、ふつふつと怒りが込み上げてくる。
その3人の誰と比べても、私の方が身長もあって体は大きい。

この状況を何とか打開するくらいは正直言って簡単なことだ。

しかしそれをかたく制止するものがあった。