源氏物語

ミナミはだらしないファッションの若者に近づいた。



背が高くて、比較的細い。



顔は…



ミナミのドストライクにハマった。



「いつからいたの?」



ミナミはイタズラ心からそういう聞き方をした。
ドMに芽生えた微かなS心。



「は?」



若者はとぼけた顔をした。



「へ?あんたデジタルマスターでしょ?」


「何の話だ。っつうか、あんた誰?」



若者はそう言った。



この男はデジタルマスターではない?



じゃあ、まだ来てないという事なのだろうか。



「すいません。人違いでした」


ミナミは若者に頭をさげ、定位置に戻った。