「今日、部活ないのなら放課後見に行こうよ」

「い、いいよ」

「せっかくのチャンスだよ!それに柚季にとって初恋の人だからね」

すぐに話はまとまった。

そんな中、果菜はずっとあるものを見つめていた。

「ねぇ、さっきから気になってたんだけどこの袋何?」

「そ、それは…」

果菜は袋を開け驚きをあらわにした。

「このタオルもしかして…」

「顔を洗いに行った時タオルをリュックの中に忘れてしまった時貸してくれた」

私の顔は真っ赤になり火が吹きだしそうだった。

「「柚季かわい~」」

「か、かわいくなんかないし!!からかうな!!」

「「アハハ」」