「なに?」

『今日、放課後ちょっといろいろなとこ寄らないか?』

「えっ!?」

『この前新しいカフェができたんだけど柚季が好きそうな所だったから』

私はフフッと笑い

「いいよ、じゃぁ迎えに来て」

『分かった、じゃあな』

電話をきると自然に笑みがこぼれた。

「柚季、かわいい」

「へっ!?」

「あぁ、柚季もとうとう彼氏のものかー、さびしいなー」

「明華だって彼氏いるでしょうーがっ!!」

私と明華の話のやり取りを聞いて果菜は機嫌を悪くしたのは話すまでもない。