今の状況。一夜明けて、今夜の食卓。




「はあ……。疲れた」


「髪にタマネギついてるぞ」



私と流川。



と。



「あら、飲み物がないわ。ビールあったわよね?」



オネエマン。



に加えて。



「すみません。私料理下手だから手伝えなくて」


「唯衣さんの手伝いはオレがするから大丈夫だよ」



香穂ちゃんと光太くん。



そしてなぜか。



「うまっ! いや~、唯衣ちゃんは料理上手なんだねぇ、いいなぁ、流川くん。
ちょっと部屋チェンジしない? 温泉では出来なかったけどさ」


「またアンタはそういうことばっかり言う!」



麻紀にぼっきり殴られてる祐二くんカップル。



大人数がリビングに集まってしまった。



「何なんだろ……この状況……」


「お前が勝手に入れるからだろ」


「だってぇ……」


「しかしにぎやかだな」


「うるさいくらいだね」



流川と私は、スプーンを持ったままぼやいた。