☆*:・°★*:・°

★*:・°




「ZZ……ZZ……」



明かりを落とした部屋の中、


時折すれるシーツの音と、規則正しい寝息、


そして思い出したように突然漏れる奇妙な寝言。



「お……ひっ……」


「……」



カエルを抱いて背を向けて、


ちっちぇカラダを丸めて何の夢を見ているんだか。



「……るか……わ……」


「なんだ」


「……ムニャムニャ……」


「……それも寝言か」



コイツはもう、完璧に疲れきってるんだろう。



無理もねーか。



半分以下のチカラで抱いたなんてコイツには言っておいたが、


正直に言えば、


7割方のチカラを出しちまったからな。