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「おい、大丈夫か?」



カエルに覆いかぶさってる私の横で、


片肘をついて頭を支えている流川が言った。



「からまる相手が違うだろ」


「ふぇぇ……」


「その格好……、お前もカエルか」



ぐったりしてる私の背中を指先でツーっとなぞる流川に、



「ひっ……!」


「なんだその反応は」


「も、もう、ホントにダメ……」


「1回しかしてねーのに、その疲れ具合は何なんだよ」


「だ、だって……」



ホントに全部、キレイに食べられちゃったから。


残ってるのはもう……、流川の余韻だけ。



「イチゴのヘタも残ってません……」


「ウマいこと言うな」


「あ……褒められた」



顔だけで振り向くと、



「何だよ。少しは反応する余裕があんじゃねーか」


「で、でも、体力はもう残ってないから」


「あのな、まだ全力じゃねーぞ、オレは」


「へ?」


「ここ最近、疲れてたんだろ? 半分以下で抱いてやったんだからな、これでも」


「は、半分以下? さっきので?」


「ああ」



恐ろしい……。


流川が本気出したら、


私、


死ぬかもしれない……。