「////……」


「どうした? 赤い顔して」


「も、な……んで、そんなイジワル、なの?」


「こういうことしたかったんじゃねーの? お前」


「む、むぅぅ……」



くやしいが図星。



「かまってオーラがバンバン出てんだよ、お前。分かりやすくて笑える」


「だだだ、だったらっ、イジワルしてオーラとは違うでしょっ」


「同じだろ、どっちも」


「ちがっ、」



……わないか……。



「もーーっ!」


「で、聞きたいことと話したいことって何だ」


「え?」


「あるんだろ? イロイロ」


「あ、はい。あります」



……散々からかっといて、これだもんな。


だいぶ慣れたと思ってたけど、もっと免疫つけないとダメかも。流川のSに。



「どこから話しましょうか」


「んなのお前が考えろよ」


「う~んと、」



まだ唇に残る流川の余韻をぎゅーっと遠いところに押しのけて、


カエルを抱いた私は、流川が日本を経ってからのことを思い返した。