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「まるでカエルだな……」



呼び出された道の途中で、伸びきったカエルオンナを背中から引き取ると、



「ホントに」



と言った要は肩を回して笑った。



「唯衣、重くなったような気がするんだけど」


「……そうか?」


「ちょっと太ったのかな」


「腹が出てきたとか言ってたけどな、この前」


「あはは」



黒目がちな目を細めて笑う顔に、若干イラッとしたのはなぜだろう。



重くなった、なんて感じることができるのは、


コイツの重さをその手で計ったことのあるヤツだけだ。



「確認したけど、そうでもなかったけどな」



……何のアピールをしてるんだ、オレは。