「泉…」


「お姉ちゃん…」


「コーヒー飲む?」


「うん」


私はお姉ちゃんとテーブルでコーヒーを飲み、少し落ち着いた


「泉…そのノート…大切な宝物だね」


「うん…」


私はノートをギュッと胸に抱いた


「お姉ちゃん、ありがとう」


「泉、卓は泉の心の中にいるよ。店にもいるよ。全部卓のおかげだもん。卓がいたから今の泉がいるんだからね…」


「そうだね…卓からのプレゼントだね。店も卓がいた証も、一緒に買った物全部が…宝物…私の幸せも…そして…赤ちゃんも…」