「卓…っ………」



卓…イヤだ…


卓…置いてかないで…


卓…目開けてよ…


卓…愛してる…




私は震えながら卓に最後のキスをした


その唇はまだほんのりと暖かく、ニッコリと笑うんじゃないかとさえ思った


おとぎ話みたいにはならないよね


私はその後、気が狂うように泣き崩れた